建築物や構造物の安全確認について

2025/10/18

平素は弊社業務に関しまして格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
不動産取引を行う物件については、売却依頼を受けた時点又は購入申込をいただく前(現地案内時)に専門的知見から徹底的確認を行い、書面に記載したうえでお客様にご説明を差し上げ、ご理解を得たことを確認してお取引を行います。

今回、普段の生活上での簡単な安全確認についてお知らせを致します。
これを意識する事で、早い段階での建物や構造物の施工不良や製品不具合等に気づき、施工会社や製品メーカーの保証を受けられる又は不具合進行による破損や落下防止に繋がります。また将来発生する可能性を少しでも無くすることを目的としており、安全な日常生活をお過ごしいただくことをお祈り申し上げます。

ここでは、施工会社等について詳しくは触れませんが、施工を依頼する時は、本やインターネット等の情報を参考にしたり、TVCMからのイメージや実際のユーザーである友人や親族等の意見やアドバイス、不動産会社から指定された会社で行うことが一般的だと思います。大規模なものになると過去の同種類似の施工実績や経営状況、技術・コスト提案から競争により決定することが多いです。

施工する会社の規模や体制により取り組み姿勢には違いがございますが、実際には施工現場での作業員の知識や経験から得た技術により、一つ一つの作業仕上がりに違いがあり、その結果、建築物や構造物全体の完成度に差が生まれます。これから、実際に建築物や構造物の発注をお考えの方は、客観的な立場で意見を言える現場経験の多い一級建築士にご相談をされることを推奨致します。
通常、買い物をすることで心が満たされ、その物の機能面から生活等が向上していきますが、それが、何らかの理由で不具合があり、想定していた期待値を下回るどころか、マイナスになり、こんな事だったら購入しなければよかったと後悔しないよう、また、その問題を解決するために奮闘して回る非日常にならないように、逸る気持ちを抑えて冷静に物事を進めましょう。

下記は、既に存在する建築物や構造物の安全確認箇所の一例になります。
主に目視で確認できることが多く、作動確認についても定期的に行うことを推奨致します。

1.【建物外部】
  ・外壁の亀裂や剥離、パッキン破損、釘やネジの施工不良や腐食、劣化
  ・基礎部分のひび割れ、パッキン破損、建物との隙間、水たまり、膨らみ、傾き、鉄筋の腐食、劣化
  ・窓枠(サッシ)の劣化や変形、ネジの施工不良や腐食、シャッター作動不良、劣化
  ・窓ガラスの施工不良、破損、劣化、パッキン破損、落下
  ・外構(駐車場、駐輪場、フェンス、手すり、ポスト等)の劣化、ひび割れ、パッキン破損
  ・屋根や防水シートの劣化、反り、浮き、剥離、ひび割れ、穴、雨漏り、劣化
  ・雨樋や排水溝周りの施工不良、破損、劣化、変形、金具の腐食、落葉等の詰まり
  ・太陽光発電システムの施工不良、配線の劣化、パネルの破損や劣化、金具の腐食
  ・高架水槽の劣化、金具の腐食
  ・看板の施工不良、取り付け金具の腐食、劣化、落下
  ・避雷針の腐食、破損、劣化

2.【建物内部】
  ・天井や床や内壁のひび割れ、剥離、腐食、雨漏り、水漏れ、パッキンの施工不良、破損、劣化
  ・建具(窓や扉等)の可動部分の動き、施工不良、破損、劣化
  ・手すりの取り付け金具の施工不良、破損、劣化
  ・防火ドアやシャッターの作動不良、劣化
  ・火災報知器(熱・煙)の作動不良、劣化
  ・消化設備の作動不良、劣化
  ・水回りの施工不良、水漏れ、結露、パッキンの施工不良、破損、劣化
  ・避難器具の作動不良、破損、劣化、
  ・換気設備や排煙設備の作動不良、破損、劣化
  ・照明器具の施工不良、配線不具合、熱対策不良、破損、劣化
  ・エレベーターや小荷物専用昇降機の作動不良、異音発生、金具の破損や劣化  

3.【敷地】
  ・地盤の沈下や傾き、ひび割れ、亀裂、水の染み出し、水たまり
  ・排水設備のつまり
  ・塀やフェンスの施工不良、破損、劣化
  ・擁壁のひび割れ、亀裂、破損、劣化、膨らみ、水の染み出し、排水パイプのつまり
  ・電柱やアンテナ棟の傾き、沈下、腐食、破損、劣化

上記は、一般的に確認できる点検箇所を簡易的に纏めたものになります。
何か問題があれば、速やかに施工依頼した会社に連絡を行いましょう。

普段の生活のなかでも、建物の近くを歩く時は看板やガラスが落ちてくる可能性があるので気を付けましょう。また、手すりに寄りかかる時は大丈夫かどうかに注意することで事故を未然に防ぐことが出来ます。
 

PAGE TOP